子どもの発達に合わせた知育あそび

◆子どもの発達に合わせた知育あそび



子どもの成長は目まぐるしく、人とのコミュニケーションや物との関わりを通して、さまざまなことを学んでいきます。
子どもの発達に伴って、さまざまなおもちゃやあそびに触れさせてあげて、子どもの好奇心を満たしていくことが大切ではないでしょうか。




子どもの発達に合わせた知育あそび



今回はその知育あそびのヒントをご紹介していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。




◆赤ちゃん~よちよち期の知育あそび



赤ちゃん、乳児期の子どもは全身が感覚器官と表現されるほど、体全ての感覚を通して自分が生まれたこの世界のできごとやものごとを発見していく時期です。
手足をバタバタさせたり、口に入れてみたりすることもあそびのようなものです。
偶然触れたタオルやぬいぐるみ、哺乳瓶、全てがあそび道具となって、引っ張ったり、転がしたりしながらあそび空間を少しずつ広げていくので、発達に合わせて、音がなるおもちゃやお歌、いないいないばあなど、ママやパパや保育士と触れ合うあそびを選ぶことがオススメです。
ほんの数カ月であそび方も変化してきますので、月齢ごとにご紹介していきますね。



○0~3カ月
動くものを視線で追ったり、光や音に反応します。
安全なガラガラ、押すと音が出るおもちゃやぬいぐるみなどを喜びます。



○4~6カ月
だんだん自分の意識で手足を動かせるようになります。
また、自分の意思でものをつかみ、口に入れて確かめるようになりますので、安全なおしゃぶりやガラガラ、指あそびのおもちゃや、布絵本などを喜びます。



○7~9カ月
お座りが安定してきます。
また、はいはいやつかまり立ちができ、行動範囲も広がってくるので、さまざまなものに興味を持ち、探求し始めます。
電話やソフト積み木、立ったままいじれるおもちゃやごっこあそびなどを喜びます。



○10~12カ月
つかまり立ちから伝い歩きを始めるようになります。
指先は器用になり、ものを摘んだり、出し入れできるようになります。
さまざまな仕掛けのあるものや、つなげるおもちゃを楽しんだりします。



○1歳~1歳半
手と腕が別々に動かせるようになり、ものに応じたあそび方ができるようになります。
また、観察力が高まり、大人の話す言葉と実際のものとが繋がり、意味を理解し始めるので、絵本のお話にも興味が出てきます。
お人形ハウスや積み木、低いジャングルジム、大きなパズルなどを喜びます。




○1歳半~2歳頃
いろいろなあそびが展開でき、活発に動き回るお年頃です。
三輪車やブロックあそび、お絵描き、粘土、おままごとやお人形などあそびの幅が広がります。
大人や他の子の行動に興味が出てきて模倣するようになります。



○安全・衛生面に配慮したものを
乳幼児期は何でも口に入れてしまいがちです。
衛生面への配慮も大切ですが、特に誤飲には注意です。
おはじきやビー玉、ボタンなど小さなものを避けるようにしましょう。

また、とがっているもの、体に巻き付いてしまう恐れのあるものも避け、安心・安全に遊べるものを整えていきましょう。



○点検・管理をしっかりと
使っていると壊れてきたり、ほつれてきたり、食べこぼしなどで汚れていることもあります。

こまめにチェックして、修繕、消毒をしましょう。


子どもがおもちゃで遊んでいる様子を見ていると、思いもよらないあそびをしていたりと、意外な発見があります。
保育士がちょっとしたきっかけを与えることで、違うあそびを見つけたりもします。
楽しいあそびに発展するような、きっかけや関わりを持つなど、上手なサポートができるといいですね。





◆イヤイヤ期の知育あそび



ママや保育士、お友達の言葉が少しずつ理解できるようになる時期。
でもまだ自分の気持ちをちゃんと言葉にできないため、口よりも手が先に出てしまったり、イヤイヤ〜と大声で泣き叫んで表現することが増えてきます。
この時期のあそびは、日頃目にするママの行動、パパの口ぐせを模倣するおままごとやごっこあそび。
大人の真似をするあそびを通じて、人として生きていくための基礎作りする時期と言っても良いでしょう。
基礎を作る時期だからこそ、親子の肌と肌が触れ合うあそびや、太陽、風、昆虫、草花など自然に触れ合うあそびがオススメです。




○この時期のオススメのあそび
水あそび、お砂あそび、手あそび歌など、感覚を刺激して脳を活性化するようなあそびがオススメです。





◆2歳半〜5歳頃の知育あそび



語彙も増え、「今日◯◯したんだよ〜」など1日のできごとを話せるようになってくる時期。
お絵描きをしていたかと思うと粘土をしてみたり、お外に出てダンゴムシをつんつんしてみたり、次から次へあそびを変化させながらエネルギッシュにあそびます。
どれも中途半端、散らかし放題で、後片付け役の親や保育士にとっては骨が折れる時期ですが、本人は一つ一つのあそびに没頭しています。
だからできるだけ口は出さず、本人の気の向くままにあそばせてあげることも大事です。
起きてから寝るまで全身のエネルギーをあそびに費やすのはこの時期の特徴だと言えます。



○この時期のオススメのあそび
いきもの探しや草花あそび、道具を使った工作あそびなどです。
自分のアイデアを形にして表現する楽しさを教えてあげましょう。





◆5歳〜の知育あそび



年長さんになると、広く浅くあそぶのではなく、自分が興味のあるあそびについて狭く深くあそぶようになっていきます。
女の子なら、大好きなテレビアニメのキャラクターグッズをコレクションしたり、そのキャラクターのファッションを真似てみたりします。
またお父さんが日曜大工をしているの見て、自分もちょっとお手伝いしたり、ママと一緒にクッキングすることにも興味を持ち始めます。
見よう見まねでやるお仕事もこの時期の子どもにとってはあそびの一つなのかもしれません。



○この時期のオススメのあそび
親子共同作業で、難しさや大変さを乗り越える達成感のあるあそびや冒険がオススメです。
大人と同じことができるようになることは、子どもにとって大きな喜びになるからです。





◆知っておきたい知育あそびの定番「お店屋さんごっこ」



家庭や保育園での定番の「ごっこあそび」。
このごっこあそびは子どもの成長、発達と深く関わっているということご存知でしたか?子どもたちは、お母さん、お父さん、よく見かける店員さんなど、それぞれの役になりきってあそぶ中で社会性やコミュニケーション能力、言葉の力などを磨いていきます。


そこでご紹介したいのは「お店屋さんごっこ」。
子どもたちに大人気の「キッザニア」のように、実際に社会にあるお店屋さんの店員さんとお客さんになりきってあそびます。
ぼくはおもちゃ屋さん、私はアイスクリーム屋さんなど、子どもたちが日頃からよく見ているお店の店員さんやお客さん(お母さんなど)の真似をしながらあそびます。



○あそびかた
1.世の中にはどんなお店があるのか、家庭や園でお話ししてみましょう。

2.各ご家庭で、実際にお店で売り買いする場面を予習しておくと良いかもしれません。

3.みんながよく知っているお店をいくつかピックアップして、「売り手」「買い手」に分かれましょう。

4.「売り手」班の子どもたちは、商品や、看板を作ってみましょう。

5.「買い手」班の子どもたちは、お金、お財布、お買い物袋を作ってみましょう。

6.準備が整ったら、「買い手」の子どもたちは、お小遣いをお財布に入れて好きなお店でお買い物をしましょう。



○ポイント
例えばアイスクリーム屋さんなら、「どういうアイスが売れるのか」を話し合うことで、想像力がふくらみます。
カラフルなアイス、とっても大きいアイスなどなど、子どもたちの自由な発想を引き出します。

また、お客さんに来てもらうために商品の陳列を工夫したり、目立つ看板をつくることも大事なポイント。
最終的に売り上げ結果をランキング形式にしてみたり、売れ残った商品は何がいけなかったのかを話してみても良さそうです。

買い手は、100円券5枚とか、最初のお小遣いを設定します。
商品の値付けも100円、200円、300円など小さいお子さんでも買いやすいように設定しましょう。



○お店屋さんごっこから得られること
<社会を観察するようになる>
社会にどんなお店があるのか知るきっかけになったり、店員さんの話す専門用語や、カリスマ店員さんのおしゃれな格好など、今まで気にしていなかったことにも関心を持つきっかけになります。

<他者の視点で考えられるようになる>
自分が欲しいからと言って、それを相手が欲しがるとはかぎりません。
商品が売れるということは、お友達が欲しいもの、お友達の好み、という視点で商品を考える必要があります。

<プレゼンテーション(伝えること)能力を伸ばす>
日本人は欧米人に比べてこのプレゼンテーションが下手と言われますよね。
お店の看板に商品の魅力をひと言でアピールするなどして、お客さんにわかりやすく伝える重要性を学びます。


このように、売ったり、買ったり、作ったりするお店屋さんごっこは、学びや発見の多い知育あそび。
ここまではまだできない・・・という年齢の子どもたちでも、買う手なら簡単にできることもあると思います。
発達に合わせてできる範囲で取り組んでいくと良いのではないでしょうか。





◆知っておきたい知育あそびの定番「知育ブロック」の選び方



子どものおもちゃの定番、知育ブロック。
おもちゃ屋さんの知育ブロックコーナーに足を運ぶと、どれにしようか迷ってしまうほどさまざまな種類がありますね。

あのアイススケートの浅田真央選手も小さい頃からレゴブロックが大好きで、大人になった今でも時々遊ぶことがあるのだとか。
知育ブロックやパズルなどのあそびは、アスリートに必要な集中力や空間認知能力を高める効果があると言われていますからね。

では、その知育ブロックを与えれば、子どもはみんな集中して遊んでくれるのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。
知育ブロックにはたくさんの種類があり、レゴブロックにはまる子もいれば、そうじゃない子もいます。
ということで、今回は子どものタイプ別による知育ブロックの選び方についてまとめてみました。



○感性豊かなクリエイタータイプの子
自分の思い描いたイメージを絵にしたり、形にして楽しむことが好きなタイプの子には、表現自由度の高い「レゴブロック」がオススメ。
さまざまな大きさや形、鮮やかな色、ブロックを使って、自由に組み立てたり、壊したり、 ごっこあそびをしたり、無限の組み合わせができるブロックです。
最大の特徴は、商品ラインナップの多さ。
1歳半から大人まで、幅広い年齢層の方々が夢中になって楽しめることです。



○数字や図形が好きな理系っ子
点つなぎなどの数字パズルにはまったり、記号や図形が好きなこのタイプの子には、「マグフォーマー」のようなマグネットブロックはいかがでしょうか。
正方形、二等辺三角形、台形、おうぎ型などの幾何学ピースを磁石でパチパチとくっつけながら立体作品を作って楽しむことができます。



○キャラグッズ集めが大好きっ子
かっこいいキャラやかわいいキャラを揃えるのが趣味なこのタイプの子にとって、レゴランドやマグフォーマーなどのブロックはちょっと無機質すぎるかも。
こういう子の初めてのブロックあそびには、やっぱりかわいいキャラクターの顔などがプリントされているもののほうが親近感もわいて取っ付きやすいのではないでしょうか。


いかがでしたか?子どもの性格に合わせて選んであげれば、長く飽きずに遊んでもらえるはずです。





◆子どもの気持ちが変わる、保育士の「ことばがけ」



子どものやる気を出すのもなくすのも、保育士のことばがけがとても重要です。

子どもが失敗をしたり自信をなくしたときに、保育士の励ます言葉ひとつで良い方向に気持ちが向いていくことがあります。
子どもの心に響くことばがけとは何でしょう。
一緒に考えていきましょう!


○子どもが育つ「ことばがけ」
「なみちゃん、大好きだよ」などとちょっとしたひと言でも、子どもは「自分を見てくれているんだ」と安心しうれしく思い、それに応えようとするものです。
子どもの心が育つ言葉をたくさん投げかけてあげましょう。
気持ちがこもっていないことばがけは、子どもの心には届きませんし、また、感情的なことばがけは、子どもを不安にさせてしまいます。
まず、保育士自身が安定した気持ちで、明るい言葉を発することが大切です。
人柄や感性がにじみでますね。



○どんな「ことばがけ」が子どもを動かすのか
行動を促すことばがけで気をつけなければならないのが、「早くしなさい!」「ダメでしょ!」などの命令口調と断定口調です。
無理矢理言うことを聞かせようとする強引な言葉は避けましょう。
次からもどんどん口調が厳しくなり、良い結果はうまれません。
基本はやさしい口調で!「スボン、じょうずにはけるかな?」「そろそろ終わりにしておかたづけする?」などと、子どもに問いかけるようなことばがけを工夫しましょう。



○子どもの気持ちを枯れさせてしまう「ことばがけ」
言葉をうまく使えない子どもには、大人がお手本になってあげなければなりませんね。
イライラしたり落ち着きのないときに出てくる言葉は、トゲトゲしいものになってしまいます。
「いい加減にして!」「もうやらなくていい!」などの押さえつけた言い方や、見捨てた言い方は子どもを傷つけてしまいます。
また、「そんなの、ほおっておきなさい!」と子どもの思いを無視した言い方や、「さあ、言ってごらんなさい!」と追い詰めるような言い方も避けましょう。
特に、注意や制止、間違いを正したいときは、きつく投げやりな言い方にならないように気をつけ、工夫した表現にしてみましょう。


保育士がいつも心にゆとりを持ち、やさしい気持ちで接すれば子どもを良い方向に導けるはずです。
幼い頃からのやさしい言葉は愛情の貯金のようなもの。
たくさん投げかけ、大切に積み重ねていけたらいいですね。





◆発達や特性に合ったあそびを適切な「ことばがけ」で



いかがでしたか?保育士として子どもの発達や特性に合わせた知育あそびを提供して、子どもたちの成長を見守っていきたいですね。
あそびの際の「ことばがけ」も大切にしながら、子どもたちとしっかり関わっていきましょう!




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