保育士試験の造形表現の時間配分を解説!45分で描く時短テクニック&2025年の過去問も紹介

保育士試験の造形表現は「時間配分」が合格のカギ! 制限時間45分の中で絵を完成させるには、効率的な進め方が大切です。下書きに時間をかけすぎて色塗りが間に合わないことも…。今回は、保育士試験の造形表現の理想的な時間配分や効果的な練習方法、試験当日の準備を徹底解説します。しっかりと対策をして、自信を持って試験に臨みましょう!

この記事でわかること
  • 合格の鍵は45分の使い方!「構図5分・輪郭15分・色塗り15分・仕上げ10分」▼詳細
  • 下書きはしない。茶色の色鉛筆で直接描き始めるのがコツ▼詳細
  • 当日に起こりえるトラブル例をチェック!▼詳細
マミーハート保育園 保育士養成塾naruniWA 髙橋先生

マミーハート保育園 保育士養成塾naruniWA【保育士試験対策】

マミーハート保育園が運営する、保育士試験専門のオンライン個別指導塾。筆記試験から実技試験まで一人ひとりに合わせて指導し、開設から5年で100名以上が合格。講師自身、ピアノ教室を25年、保育園の園長を22年務める現役の保育者。中高生時代には絵画で受賞歴があり、自身も実技試験では音楽と造形を選択して一発合格。覚えるコツと解くコツをまとめたオリジナルメソッドと、受講生の疑問をその場で解決するわかりやすい指導に定評がある。

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目次

保育士試験の造形表現は、「時間配分」が合否を左右する!

保育士試験の実技試験では、「音楽」「言語」「造形」の3つの分野から2つ選択したうえで合格を目指します。

その中のひとつである造形表現では、与えられたテーマに沿って保育の現場をイメージした絵を描く力が求められます。

試験時間はわずか45分。 限られた時間の中で構図を考え、輪郭を描き、色塗りまで仕上げなければなりません。

「時間内に描けるか不安…」という方も多いのではないでしょうか?

まずは試験の仕組みを理解し、合格に向けた準備を進めましょう!

造形表現試験の概要

造形表現試験では、試験当日に発表されるテーマに沿って、保育の場面を描くことが求められます。

使用できる画材は鉛筆やシャープペンシル(HB~2B)、色鉛筆(12~24色程度)のみと決められています。※ クレヨン・パス・マーカーペン等の使用不可、水溶性色鉛筆は使用できるが、水分を塗布することは不可。

描く内容は保育の一場面として、子どもと保育士が関わる様子がわかる場面が出題されるようです。音楽や言語と違い、当日にならないと具体的な課題内容がわかりません。

※2026年10月27日時点の情報です。詳細は一般社団法人 全国保育士養成協議会の実技試験(後期)概要をご確認ください。

評価ポイント

明確な基準は公表されていませんが、以下のようなポイントが評価されることが考えられます。 時間配分や評価されるポイントを意識すると、練習することが合格への近道になりそうですね。

評価ポイント 内容
テーマに沿った表現 試験当日に発表されるテーマに沿い、子どもと保育士の関わりが自然に描かれているか
人物の表情や動き 遊ぶ・話す・走るなど、子どもらしい表情や動きが伝わるか
色使いと構図のバランス 色鉛筆のみの表現のため、明るく親しみやすい色使いや、場面がわかりやすい構図を描かれいてるか

これらのポイントを押さえて練習を進めることが大切ですね。

制限時間45分の重要性

造形表現試験では、限られた45分の中で構図を考え、輪郭を描いたうえで色塗りまで仕上げる必要があります。

途中で時間が足りなくなると、未完成のまま提出することになり、評価が下がるおそれがあるため、適切な時間配分が重要です。 本番で焦らず描き切るためには、各工程にかける時間の目安をつかんでおくことが大切です。

造形表現の持ち物と用具の選び方

造形は道具選びでも差がつく科目です。試験で使う色鉛筆について、押さえておきたいポイントをまとめました。

色鉛筆は何色あればよい?

公式には12色から24色程度とされていますが、「12色だとちょっと不安かも……」と感じる受講生の方も多くいらっしゃいます。できれば24色ほど揃えておくと安心ですよ。

これほど色数が必要になるのは、45分間という短い試験時間の中で重ね塗りをする余裕がないからです。1回の着彩でしっかり色の違いを表現することになるため、たとえば緑色ひとつとっても、葉っぱと草で塗り分けられるように準備しておきましょう。

色鉛筆選びの注意点
100円ショップの色鉛筆は発色が弱く色が乗りにくい傾向があるため、使用は避けたほうが無難です。
解答用紙は表面がつるつるしていて色が乗りづらいケント紙ですので、ファーバーカステルやトンボなど、芯が柔らかく発色の良い道具を選んでみてくださいね。

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造形表現の過去問をチェック!2026年前期は「身近な材料を使った制作」

​過去には「雨の日の外遊び」や「ドングリを使った遊びの様子」「身近な物を使った音遊び」などのテーマが出題されたようです。 子どもの年齢が指定され「〇歳児クラスの活動」といった形で描く対象が決まっています。

2026年前期の事例

M保育所の5歳児クラスの子どもたちは室内で、身近な材料を用いて自由に制作をしています。はさみを使って材料を切ったりセロハンテープで組み合わせたりして楽しく作っています。保育士は子どもたちと関わりながらその様子を見守っています。

<条件>
1.事例に書かれている保育の様子がわかるように描くこと
2.子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと
3.枠内全体を色鉛筆で着彩すること

このように、遊びの内容や場所、子どもの人数、保育士の様子が文章に記載されており、その内容に沿って絵を描くことが求められますね。

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    保育士試験の造形表現の理想的な時間配分

    ​造形の試験時間は45分です。配分の目安は、構図に5分、輪郭に15分、色塗りに15分、仕上げに10分です。

    時間 作業工程 ポイント
    5分 構図決め 問題用紙の余白で、誰をどこに置くかだけを決める
    15分 輪郭を描く 茶色の色鉛筆で、解答用紙に直接描く
    15分 色塗り(背景 → 人物) 同じ方向に塗りそろえ、塗り残しをつくらない
    10分 仕上げ 影を入れ、塗り足りないところを埋める
    下書きの工程は入っていません
    45分で仕上げるには、下書きをしている時間がないためです。
    仕上げの10分では、影を入れたり、塗り足りないところを塗ったりします。ここを残しておかないと、塗り切れないまま終わってしまいます。

    読んでおきたいおすすめ記事

    【保育士試験の造形表現】時間配分を意識した練習方法

    下書きなしで描き切るために、構図のパターンを先に固めておきます。保育室ならこの壁、このカーテン、この色、というところまで決めて練習しておけば、本番で迷いません。

    人物も同じです。男の子の髪型や服装をあらかじめ決めておき、立っている保育士、座っている保育士、走っている子どもなど、動きのパターンを描けるようにしておきます。

    練習の入口としては、ネット上に出ている作例を模写するのが手っ取り早い方法です。保育の現場を経験していないと場面のイメージが湧きにくいため、『保育園の一日』のような絵本を参考にする人も多くいます。

    ※ 試験1カ月前までに、本番と同じ45分で描き切れるところまで持っていきましょう。

    構図は問題用紙の余白で決める(5分)

    最初の5分で決めるのは、誰をどこに置くかです。問題用紙の余白に丸を描いて、配置を考えてみてくださいね。

    解答用紙へ描き始める際は、まず壁と床の境界線を引きます。このとき、床を広く取り、壁は3分の1程度にとどめるのがコツですよ。

    壁を広く取ってしまうと、掲示物や時計、窓の外の景色など、描かなければならないものが増えてしまいます。床であれば線1本で済みますし、描く量と塗る量を減らせるぶん、時間に余裕が生まれます。

    園庭の場面も考え方は同じです。空の部分を少なくして、金網と木を少し描けばしっかり成立しますよ。遊具は必ずしも必要ではありません。

    【構図の例】

    構図の例

    人によって構図の決め方には違いがあるため、練習中に自分の型を明確にしておくとよさそうです。

    輪郭は茶色の色鉛筆で描く(15分)

    輪郭を描く際は、黒の鉛筆ではなく茶色の色鉛筆で薄くなぞるのがおすすめです。茶色なら、上から他の色を重ねて塗った際にも邪魔になりにくいですよ。

    なお、通常の鉛筆で描いてから消しゴムで修正する手順は避けましょう。解答用紙(ケント紙)は表面がつるつるして厚みがあるため、消しゴムの跡が残りやすく、そのあとに塗る色が綺麗に乗らなくなってしまいます。(※紙の種類は試験当日に提示されます)

    ※ 消しゴム自体の持ち込みは認められていますが、使うと時間を取られてしまいますよね。なるべく消さずに進められる前提で練習を重ねておくと安心です。ちなみに、摩擦熱で消えるタイプの色鉛筆は使用できませんので注意してくださいね。

    【輪郭線の例】

    子どもや保育士さんの輪郭線のパターンを紹介します。こちらは見本なので線が細かく描かれています。実際はもう少し簡単に描いても問題なさそうです。

    保育士

    図

    子ども

    【線がしっかり描かれている例】

    【少しイラスト感がある例】

    【表情の例(笑顔)】

    楽しげな雰囲気の絵にするためには、笑顔を描く練習をすることが大切です。さまざまなパターンを描いて練習してみてくださいね。

    色塗りは背景から、同じ方向に(15分)

    色を塗る順番は、背景が先、人物が後です。先に人物を塗ってしまうと、あとから背景を塗ったときに色がはみ出して人物にかぶり、直せなくなります。

    床が先に塗ってあれば、人物の色が多少はみ出しても、床の上に人がいる絵として成立します。

    塗るときは、同じ方向にそろえてください。壁も床も縦方向に塗るというように向きを統一すると、仕上がりが整います。向きがばらばらだとムラになり、雑な印象になります。

    塗り残しは条件違反になる
    条件には「枠内全体を色鉛筆で着彩すること」と書かれています。床も壁も、窓の外の景色も、塗り残しは許されません。色塗りに15分を確保しているのはこのためです。

    人物は、表情と大きさで差をつける

    子どもの表情は、1人ひとり変化をつけるようにしましょう。全員同じ顔になってしまうと、場面の自然さが損なわれてしまいます。

    また、保育士と子どもの体格差も配慮したいポイントです。先に子どもを描いてしまうと、肝心の保育士を大きく描くスペースがなくなってしまうことがあります。対象の年齢によっても体格差は変わってきますので、構図を考える段階から頭に入れておきたいですね。

    ちなみに、テーブルなどを上手に配置すれば足を省くことができます。こうして描く負担を少しでも減らす工夫が、時間内での完成にしっかり繋がってきますよ。

    保育士試験の造形表現で時間配分ミス!トラブル例

    ​試験中に時間配分でミスをして、納得いく仕上がりにならないまま提出するのは避けたいもの。

    トラブル例をチェックして合格に向けて練習しましょう。

    構図に時間をかけすぎて、色塗りが間に合わない

    配置に迷っているうちに、色を塗る時間が足りなくなることがあるでしょう。

    特に細かい部分まで決めようとすると、予定以上に時間を使ってしまいそうです。構図は5分で切り上げ、早めに輪郭に進めましょう。

    輪郭線を急ぎすぎて雑になってしまう

    時間を意識しすぎて、線を速く描こうとするとガタガタになってしまうことがあるでしょう。

    特に試験本番では緊張して、手が思うように動かないこともあります。焦らず落ち着いて、丁寧に描きあげるとよいですね。

    色塗りの順番を間違え、時間が足りなくなる

    人物から塗り始めると、あとから背景を塗ったときに色がかぶってしまいます。

    また、細かい作業に集中しすぎると、全体のバランスを取るのが難しくなりそうです。

    背景を先に塗り、最後に細かい部分を仕上げるようにしましょう。

    【保育士試験の造形表現】時間配分を意識した事前準備のポイント

    試験本番で焦らないために、事前に準備を整えておくことが大切です。時間を意識した練習や持ち物の確認をして、余裕をもって試験に臨みましょう。

    色鉛筆の選定

    試験では限られた色数で表現しなければなりません。普段から試験で使う色鉛筆に慣れておくと、本番でもスムーズに描けるでしょう。

    発色のよいものや、塗りやすい硬さのものを選ぶこともポイントです。

    練習時に時間を計って描く

    時間配分を意識せずに練習すると、本番で時間が足りなくなることがあります。

    試験と同じ制限時間内で練習し、どの工程にどのくらい時間をかけるべきかを確認しておきましょう。何度か繰り返すことで、効率的な進め方が身につくでしょう。

    試験当日の持ち物を整理しておく

    試験当日に道具が足りないと、焦ってしまい時間を無駄にしてしまうかもしれません。事前に必要な持ち物をリストアップし、余裕をもって準備しておくことが大切です。試験直前に慌てないよう、前日までに確認しておきましょう。

    試験本番で落ち着いて描くためには、事前の準備が重要です。しっかりと対策をして、安心して試験に臨みましょう。

    保育士試験の造形表現に関するよくある質問

    造形表現の試験について、受験生が抱きがちな疑問をまとめました。

    Q. 絵を描くのが苦手でも合格できますか?

    A. 大丈夫!合格できます。

    造形試験で求められるのは「芸術的な美しさ」ではなく、「保育の情景が伝わること」です。条件(人数や場所など)を確実に守り、明るい色使いで丁寧に描けば、絵が苦手でも十分合格ラインに届きます。

    Q. 背景はどこまで塗るべきですか?

    A. 白い部分(塗り残し)がないように、枠内全体を塗りましょう。

    条件に「枠内全体を色鉛筆で着彩すること」と明記されているため、塗り残しがあると条件を満たさなくなります。時間はかけすぎず、薄い黄色やクリーム色などでざっと塗るだけでも印象が大きく変わります。

    Q. 色鉛筆は何色セットを持っていけばいいですか?

    A. 24色程度を用意しておくと安心です。

    公式には12〜24色程度とされていますが、重ね塗りをする時間がないため、1回塗りで色の違いを出せるだけの色数が必要です。肌色、茶色、黄色、水色、黄緑など、よく使う色は2本用意しておくと安心です。

    Q. 練習用紙はどのようなものを使えばいいですか?

    A. ケント紙など、少し厚めの紙で練習しましょう。

    コピー用紙などとは描き心地や色の乗り方が異なります。19cm×19cmの枠を書き、本番と同じサイズ感で慣れておくことが大切です。

    Q. 下書きはしなくて大丈夫ですか?

    A. 45分で仕上げるには、下書きをしている時間がありません。

    構図は問題用紙の余白で決めて、解答用紙には茶色の色鉛筆で直接描き始めます。鉛筆で描いて消しゴムで消すと跡が残り、そのあとに塗る色が乗らなくなるためです。

    出典:一般社団法人 全国保育士養成協議会「保育士試験を受ける方へ」出典:実技試験(後期)概要/一般社団法人 全国保育士養成協議会

    保育士試験の造形表現で時間配分に気をつけて合格しよう!

    保育士試験の造形表現では、限られた時間内で絵を完成させる必要があるため、時間配分が大切です。

    構図や色塗りにかける時間のバランスを考え、事前に練習しておくことでスムーズに描けるようになるかもしれません。

    また、試験当日に焦らないように、持ち物の準備や道具の選定もしっかり行いましょう。

    なお、保育士バンク!は、保育士さんの就職・転職のサポートも実施しています。「保育士試験に合格したけれど、30代の現場未経験者は採用してくれるのかな…….」などと不安に感じることもあるでしょう。

    あなたが安心して働ける職場を探すお手伝いをいたしますので、お気軽にご相談くださいね。

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