保育園の七夕行事を楽しもう!由来の伝え方や製作やゲーム、出し物のアイデア

7月7日の七夕に向けて、集いを開く保育園も多いでしょう。どんな行事なのか子どもたちに由来を説明したうえで、出し物をしたり短冊にお願い事を書いたりして楽しく過ごせるとよいですね。今回は、保育園の七夕行事のねらいや、製作・ゲームなどの遊びのアイデアを紹介します。また、園での過ごし方もまとめました。


七夕の笹飾り

JenJ_Payless/shutterstock.com

 

七夕の由来や意味とは?

毎年7月7日は七夕。そもそも、どのような由来をもつ行事なのでしょうか。

 

七夕にはさまざまな起源があるものの、もともと日本の神事であった「棚機(たなばた)」と中国から伝来した「乞巧奠(きこうでん)」、そして最もなじみのある七夕伝説の3つがあわさったものと考えられているようです。

 

ここでは、七夕に伝わる昔話のなかでも子どもたちに伝えやすい、織姫と彦星の伝説を紹介します。

 

織姫と彦星のストーリー

 

昔、神様のために機織りをしていた織姫と、牛飼いの彦星がいました。

2人とも働き者でしたが伴侶がいなかったため、神様は2人を引き合わせました。

 

やがて結婚をすることになった2人でしたが、遊んでばかりで働かなくなってしまいます。そのことに怒った神様は、2人を天の川の両岸へと引き離してしまいました。

 

しかし、一生懸命働けば1年に1回会うことを許されたため2人は働き者に戻り、1年に1度七夕の夜に天の川を渡って会うようになりました。

 

なぜ笹の葉を飾る?

 

まっすぐに育ち、冬でも緑を保つ生命力のある竹や笹には、昔から神聖な力が宿っていると言われていました。神聖な植物であるため神を宿すとも考えられており、七夕飾りに用いられるようになったようです。

 

また、七夕の日に笹の葉にお供え物を乗せ、願い事や穢れといっしょに流す風習があったと伝えられています。そのため、穢れや悪いことを持って行ってもらうために、現在でも笹の葉を飾る風習が残っていると言われています。

 

なぜ願い事をする?

 

中国の言い伝えである「乞巧奠」では、もともと織姫にあやかって機織りや裁縫の上達が願われていたようです。

 

その後、芸事や書道などの手習い事の上達を願うようになり、今では習い事に限らずさまざまなお願いをするようになったと言われています。

保育園でできる七夕のわかりやすい伝え方

七夕の由来や伝説をふまえたうえで、子どもたちにわかりやすく説明してみましょう。

ここでは、子どもからの質問を想定した簡単な言い換え例を紹介します。

 

子ども:七夕ってどんな日なの?

 

先生:「七夕は織姫と彦星が天の川を渡って、1年に1度だけ会える特別な日なんだよ。」

 

子ども:七夕の日はどんなことをするの?

 

先生:「七夕の日は短冊にお願い事をかいて笹の葉に飾るんだよ。」

先生:「昔から七夕の日にはそうめんを食べるんだって。保育園の給食でも食べてみようか。」

 

子ども:なんで笹の葉を飾るの?

 

先生:「短冊を飾る笹の葉には不思議な力があるんだって。みんなのお願い事も叶うかもしれないね。」

 

このように、簡単な言葉を使って説明してみましょう。

七夕の意味や風習などをわかりやすく伝えれば、子どもたちの行事に対する理解を深められるかもしれません。

保育園での七夕の過ごし方

保育園で行う七夕行事には、「七夕の意味や由来を知り、夜空や星に親しみを持つ」ことや「笹飾りや短冊、七夕の出し物を通して行事を楽しむ」というねらいがあるようです。

 

これらのねらいをふまえ、ここでは保育園で開く七夕の集いの過ごし方を紹介します。

 

そうめんを食べる

 

七夕の行事食として親しまれているそうめんを食べてみましょう。

そもそもそうめんは、古代中国の「索餅(さくべい)」というお菓子が日本に伝わり、変化したものとされています。

 

中国では、7月7日に亡くなった子どもが鬼となり疫病を流行らせたものの、その子どもが好きな索餅を供えたことで疫病が治まったという言い伝えから、1年間の無病息災を祈願して七夕に食べられるようになったようです。

 

保育園では、ほかにも星の形のゼリーを使ったおやつや、天の川に見立てたちらし寿司などの給食を食べることで、より七夕の雰囲気を味わうことができそうですね。

 

七夕についての出し物を見る

 

七夕の集いでは、先生が劇や絵本、ペープサートなどを使った出し物を行って、七夕の伝説を子どもたちに伝えてみましょう。

 

言葉だけで説明するよりも、ストーリー仕立ての方が子どもにとって感情移入しやすく記憶にも残りやすいかもしれません。

 

また、かわいいイラストや動きがあれば視覚的に楽しむことができ、子どもが集中して先生のお話を聞くことができそうですね。

 

歌を歌う

 

集いでは、七夕や星にちなんだ歌を歌ってみましょう。

そうすることで、子どもたちの七夕気分をいっそう高めることができるかもしれません。

 

先生のピアノ伴奏に合わせて歌ったり、みんなで手拍子や振付をしながら歌ったりして、七夕行事をより楽しめるとよいですね。

 

願い事をする

 

七夕の集いでは、短冊に願い事を書いてお願いをしましょう。願い事を書いた短冊は、竹や笹の葉に飾るのが風習となっているので、子どもたちと飾りつけも楽しむとよいですね。

 

折り紙を半分に切れば簡単にカラフルな短冊を作ることができるので、前もって準備しておきましょう。ちなみに、短冊には人のためになるようなことを書くと願い事が叶いやすいと言われているそうですよ。

保育園で楽しめる七夕の製作4選

ここでは、七夕に向けて楽しめる製作アイデアを4つ紹介します。

 

笹飾り

 

用意するもの

  • 画用紙(緑)1枚
  • トイレットペーパーの芯 1本
  • 絵の具(緑)
  • 台紙
  • 接着剤
  • はさみ
  • テープ

製作のポイント

あらかじめ画用紙に切り込みを入れる際の目安となる線をかいておくと、子どもたちが迷わずに切りやすくなるでしょう。

 

トイレットペーパーの芯に絵の具を塗る工程で手が汚れてしまうことが考えられるので、子どもたちの手元に濡れタオルを用意しておくとよいかもしれません。

 

幼児クラス向けの製作ですが、1歳児や2歳児が行う場合はちぎり絵などで軸部分を作るのに挑戦してみてくださいね。(詳しい作り方はこちら

 

吹き流し

 

用意するもの

  • 紙コップ 1個
  • ビニールテープ
  • 折り紙 1枚
  • タコ糸
  • パンチ
  • キリ
  • テープ

製作のポイント

先生はあらかじめ紙コップの底に穴をあけておきましょう。

 

一つ結びができる子どもであれば比較的スムーズに作れそうですが、まだうまく結べないという場合は事前にPEテープに結び目を作ったものを用意しておくとよいですね。(詳しい作り方はこちら

 

織姫と彦星

 

用意するもの

  • 紙コップ 2個
  • 折り紙(黒、ベージュ)
  • モール(黒)
  • 不織布(ピンク)
  • ペン
  • テープ

製作のポイント

先生があらかじめパーツを用意しておけばはさみを必要としないので、3歳児頃から挑戦してみるとよいでしょう。

 

紙コップの側面に絵をかくのはやや難しいので、絵をかいた折り紙を貼りつけるようにすると作りやすいかもしれません。(詳しい作り方はこちら

 

紙皿星座パズル

 

用意するもの

  • 紙皿 2枚
  • 絵の具(青・黒) 適量
  • 絵筆
  • 透明フィルム
  • ビーズ 7個
  • ペン
  • 白いクレヨン
  • テープ
  • ポンチ

製作のポイント

少し工程が多いので、年長クラス向けの製作かもしれません。

 

先生は、前もって片方の紙皿を丸くくりぬいておきましょう。

製作前に子どもたちと星座の図鑑を見てデザインをいっしょに決めれば、一人ひとりの個性あふれる作品が出来上がりそうですね。(詳しい作り方はこちら

保育園で楽しめる七夕のゲーム3選

保育園で楽しめる七夕にちなんだゲーム遊びのアイデアを3つ紹介します。

 

ブーメラン飛ばし

 

 

ブーメラン飛ばしは、ものを作る楽しさやそれを使って遊ぶ楽しさを子どもが味わうことができるゲームといえるでしょう。子ども同士で飛ばした飛距離を競って遊ぶと盛り上がりそうですね。

 

ブーメランは勢いよく飛ぶため、園庭や公園などの広い場所で遊ぶようにしましょう。万が一屋内で行う場合は、ホールを確保し子ども同士の間隔をあけることが大切です。

 

天の川を作ろう!星の宝探しゲーム

 

通常の宝探しを七夕バージョンにアレンジしたゲーム遊びを紹介します。

 

<遊び方>

1.先生は星型の小さな折り紙と、大きな青色の画用紙を用意します。

2.星型の折り紙を保育室内のいろいろな場所に隠します。

3.子どもをいくつかのチームにわけて、「よーい、どん」の合図で探してもらいます。

4.制限時間になったら探すのをやめてもらい、見つけた星を青い画用紙に貼りつけて数えます。

5.画用紙に星を貼って、一番大きな天の川を作れたチームの勝ちです。

 

このゲームは、宝探しをするだけでなく見つけた星を数える工程まで楽しめるアイデアです。

 

4歳児や5歳児などであれば、おもちゃの下など少し難しいところに隠しても見つけられるかもしれません。一方、1歳児や2歳児などの乳児クラスで行う場合は、壁に貼るなどわかりやすいところに隠すとよいでしょう。

 

アレンジとして、画用紙の短冊を探してもらい、笹に飾りつけながら数えるというのも面白そうですね。

 

お星さま運びリレー

 

風船リレーを七夕バージョンにアレンジしたゲーム遊びです。

 

<遊び方>

1.先生は風船に星型の画用紙を貼りつけたものを用意します。

2.子どもたちを2人1組にわけ、スタート地点とゴール地点を決めます。

3.子どもは背中合わせになって風船を挟み、先生の合図でスタートします。

4.最も早くゴールしたペアの勝ちです。

 

背中合わせで運ぶ以外にも、布の上に風船を乗せて四隅を持って運ぶという遊び方にアレンジしても、難易度が上がって面白いでしょう。1歳児や2歳児クラスで取り入れる際は、1人ずつ風船を持ってゴールを目指すかけっこのような遊びにするとよいかもしれません。

 

また、何人かのチーム制にしてリレー形式でお星さまを運ぶのもよいでしょう。コースの真ん中にPEテープを割いて作った天の川をつるすなど、障害物を用意すればさらに盛り上がりそうですね。

ゲームや製作を通して保育園で七夕の集いを楽しもう

今回は、保育園で行う七夕行事のねらいや、出し物・ゲームなどの過ごし方を紹介しました。

 

七夕は特別な給食を食べたり短冊にお願い事を書いたりと、子どもたちにとっても楽しみの多い行事でしょう。

 

どんな由来があり、なぜ笹の葉を使うのかなど、七夕のストーリーを伝えながら出し物をすれば子どもたちの理解も深まるかもしれません。

 

飾りとして活用できる吹き流しを製作したり、七夕にちなんだゲームをしたりと過ごし方を工夫して、保育園の七夕の集いを盛り上げましょう。

 

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