保育士・幼稚園教諭の免許・資格の取り方と更新について

保育士資格や幼稚園教諭免許の取得方法には、保育系の専門学校・大学を卒業することと、
通信講座を受けて独学で学んで保育士試験を受けるなどの取得方法があります。
例えば主婦の方なら、家事の合間に通学するのは、金銭的にも時間的にも難しいですが、通信講座や独学であれば行いやすいでしょう。


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ここでは、保育士資格と幼稚園教諭免許の取得方法を解説していきます。

保育士・幼稚園教諭の免許・資格の取り方と更新について

保育士の資格 正式名称と取得方法


まず初めに基本的なおさらい。保育の資格の正式名称は「保育士(資格)」といいます。
保育士資格の取得方法は、大きく分けて2つ。厚生労働大臣が指定する大学・短大や専門学校などの保育士養成施設で所定の単位を取得することと、
年に2回行われる国家試験の「保育士試験」に合格することです。


学校(大学・短大・専門学校)に通う場合


大学や専門学校など養成学校での取得は、所定の単位を取ると卒業と同時に保育士資格が得られます。
また、同時に幼稚園教諭免許を取得することもできる学校もありますよ。
費用と時間はかかりますが、理論と実践の両面から、しっかりと保育の中身を学ぶことができるでしょう。


保育士試験に挑戦する場合


2つ目の保育士試験は、ご自身で勉強をして、試験に合格しなければなりませんが、
働きながら資格取得を目指せたり、ご自身の頑張り次第で、早く取得することが可能な方法です。


受験資格・会場・合格率


保育士試験には受験資格があり、保育系の学科かどうかは問いませんが、短大卒・専門卒・4大卒など、一定の学歴が必要です。
受験のチャンスは年に2回。試験会場は、都道府県ごとに最低一会場ずつ設けられます。
合格率は毎年2~3割程度ですので、なかなか難関な試験といえるでしょう。


試験内容・科目


試験内容は、「筆記試験」と「実技試験」に分かれます。
筆記試験は、保育原理・教育原理や、社会的養護、児童家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、
子どもの食と栄養、保育実習理論の9教科と、音楽・絵画・言語の3科目の中から2科目選ぶ実技です。
これらの8科目に一度に合格しなくても、受かった科目は、2年間「合格」として扱われます。
この筆記試験にすべて合格した後に、実技試験を受けます。実技の合格率は例年9割程度と高いことから、いかに筆記試験を突破するかが保育士試験のポイントです。

学校を卒業するか、試験に合格するか、このどちらの方法でも、取得した資格に差が出るわけではないので、ご自身にあった方法でチャレンジしてみてください。

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幼稚園教諭の資格 正式名称と取得方法



幼稚園教諭免許の正式名称は、「幼稚園教諭二種免許状」「幼稚園教諭一種免許状」「幼稚園教諭専修免許状」の3種類があり、
取得方法によって名称が変わります。

幼稚園教諭二種免許状...短大・専門学校で幼稚園教諭養成課程を修了し、卒業することで取得でき、通信教育でも取得できる

幼稚園教諭一種免許状...四年制大学で幼稚園教諭養成課程を修了し、卒業することで取得できる

幼稚園教諭専修免許状...四年制大学卒業後、大学院にて修士課程を修了することで取得できる

いずれも、所定の単位を取得すれば、卒業と同時に取得できます。


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資格の種類


保育士は「保育士資格」


保育士の資格は「保育士資格」の一つしかありません。


幼稚園教諭一種、二種、専修の違い


幼稚園教諭の資格は3種類ありますが、専門学校や短期大学で2年で取得できることから、
「幼稚園教諭二種免許状」を取得する人が多く、2013年には「二種」を取得する人が70.3%、「一種」は、24.8%、「専修」は0.4%となりました。
その一方で、「一種」は、四年制大学を卒業しての取得となるので、
学んだ期間の差から給与に差があることも。「一種」か「二種」の取得の違いで、初任給が1万円~2万円の差が出ることもあります。


1.試験の有無や試験内容



大学や専門学校などの保育士養成学校に通う取得方法は、所定の単位を取得すると、
卒業と同時に資格が得られるので試験がありません。一方で、独自で取得する際には、「保育士試験」を受ける必要があります。

幼稚園教諭免許の場合は、いずれの種類でも、基本的には卒業と同時に免許が得られるので試験はありません。
また、「二種」に関しては、保育士資格を有し、
その他条件を満たした上で「幼稚園教員資格認定試験」に合格すれば、卒業後にも取得できます。


2.保育士資格(免許)の更新に関して


保育士資格(免許)の更新の有無


保育士資格は免許更新制ではないので、免許を更新する必要はありません。

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3.幼稚園教諭免許の更新に関して


更新の有り無し


2009年から、幼稚園教諭免許状には10年の有効期限が設けられるようになりました。
2009年度以降に発行された新免許状には有効期限が記載されるようになり、有効期限の満了前に更新が必要になりました。
2009年度以前に取得した旧免許状をお持ちの方も、生年月日によって最初の修了期限が設定されており、
以降は10年ごとの更新となります。単純に免許取得日からの計算ではなく、
生年月日によって一人ひとりの期限が異なるので、お間違えの無いようご注意。
文部科学省のホームページで詳しい期限が確認できるのでチェックしておきましょう。


更新の仕方


免許の有効期限が切れる2年2か月前から免許更新講習を受けられます。
その2年の間に、大学などで行われる30時間の更新講義を受け、免許管理者に届け出を出すことで更新は完了です。


4.保育士資格、幼稚園教諭免許の仕事内容


-資格を取得した後の仕事内容


保育園と幼稚園の仕事の違い


保育士と幼稚園教諭はそれぞれ、保育園・幼稚園で働くことが一般的で、共に子どもと関わる仕事ですが、
仕事内容にはどんな違いがあるのでしょうか。
最も大きな違いは、子どもたちの保育時間です。
保育園の標準保育時間が11時間なのに対して、幼稚園の保育時間は、8時~14時の6時間ほどが一般的です。
また、お昼寝(午睡)の有無も特徴的でしょう。幼稚園に比べて、保育園は長時間過ごすので、
子どもたちの休憩の意味も含めて午睡させるのが一般的。
さらに、保育園は給食が必ずあります。しかも認可保育園はほぼ例外なく「自園調理」です。

保育園と幼稚園の違いに触れてきましたが、その保育の中身についてはどうなのでしょうか?
現在、幼稚園と保育園の保育内容のガイドラインである「幼稚園教育要領」や「保育所保育指針」の内容がかなり共通化されるなど、
その中身にはあまり大きな違いがなくなってきています。
そのため、現場の保育者が働く上では、幼稚園、保育園という違いよりも、各園の方針によっての違いが大きいでしょう。
給与に関しても、幼・保で年収にさほど違いはありませんが、保育士については、待機児童問題を背景として、
さまざまな待遇改善が行われています。手当などが充実しているのは、保育士の方だといえるでしょう。


保育士資格の職域



保育士資格や幼稚園教諭免許を取得している人は、それぞれ保育園や幼稚園以外で働くことができるのでしょうか。
保育士資格については、資格取得者を求めている職業はたくさんあります。
具体的には、乳児院やベビーシッターなどの乳児を対象とした幅広い職業です。
他にも、児童養護施設など、乳児のみでない福祉系の施設でも保育士が活躍しています。
求人では、さまざまな施設で「保育資格あり」と募集要項に記載されていますが、
一方で「幼稚園教諭あり」という条件はなかなか少ないです。

他には、近年、保育園の待機児童解消のために「認定こども園」が急増しています。
この認定こども園は、保育園と幼稚園の要素を兼ね備えた施設ですので、
「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」の両方を取得している方を求めていることが多いです。
認定こども園の中でも、今後普及していくことが見込まれる「幼保連携型」では、
幼稚園教諭免許と保育士資格の両資格を持っている人しか働くことができません。
こうした、両資格を持っている認定こども園の保育者のことを「保育教諭」と呼びます。


保育士資格(免許)を取ることに関してまとめ


まとめると、保育士資格を取るためには専門学校や短大、大学に行く方法と、保育士試験の二つの方法があります。
学校に行くと幼稚園教諭免許も一緒に取得できますが、費用や時間がかかりがちです。
一方で、保育士試験は、比較的費用は抑えられ、時間もご自身の頑張り次第で、短縮が可能。
ただし、その合格率は、例年2~3割程度といわれています。

幼稚園教諭免許と保育士資格の大きな違いは、更新制度の有無です。
幼稚園教諭免許は、10年ごとに更新が必要になります。
現在、普及が進んでいる「認定こども園」では、幼稚園と保育士、両方の資格が必要になってくるでしょう。
両方の資格が使えるように、特に保育園に勤めている人は、幼稚園教諭免許の更新を忘れないように気を付けてくださいね。


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