【幼児向け】室内遊びで楽しむゲーム12選。保育に役立つじゃんけんやクイズなど

急な雨や天候不良の日の室内遊びで、ゲームをしたいと考える先生もいるでしょう。保育で行われるゲーム遊びには簡単な決まりごとがあるため、ルールを覚えるようになる3歳児頃から楽しめるかもしれません。今回は、室内遊びに取り入れられるゲームのアイデアを、3歳児・4歳児・5歳児の年齢ごとに分けて紹介します。


遊ぶ子ども

maroke/shutterstock.com

 

保育園の室内遊びでゲームをしよう

保育園で行うゲーム遊びとは、遊びを通して子どもが友だちとのかかわりや言葉のやり取りを楽しめる活動です。また、遊びを進めるためのルールを学ぶ機会でもあるでしょう。

 

保育園では、簡単なルールを理解できるようになる幼児クラスから、ゲーム遊びを取り入れることが多いかもしれません。

 

以下に、年齢ごとのゲーム遊びのねらいをまとめました。

 

  • 3歳児:遊びのなかでルールを守る大切さを学ぶ
  • 4歳児:遊びを通して人とかかわる楽しさや面白さを知る
  • 5歳児:友だちと力をあわせて取り組み、達成を目指すことによろこびを感じる

 

幼児クラスになると、友だちや保育士さんと積極的に交流しようとする姿が見られるようになるでしょう。

 

それに伴い、子どもが集団で物事に取り組むことを楽しんだり、力を合わせる面白さを感じたりする光景も見られるかもしれません。

 

室内という限られた空間のなかでも、子どもが少人数や集団で楽しめるゲームはさまざまあります。

 

遊びに応じて保育室やホールなどの環境設定を行い、子どもが思い切り楽しめるアイデアを取り入れてみてくださいね。

【3歳児向け】室内遊びで楽しめるゲーム

まずは、3歳児クラスの室内遊びで楽しめるゲームを紹介します。

 

少人数向けの遊び

 

擬音語ゲーム

 

語彙が増え始める3歳児クラスで、オノマトペを使った擬音語ゲームをしてみましょう。

 

車が走る音や鈴の音などなじみのあるものを出題すると、子どもたちは答えやすいかもしれません。

 

また絵を見せて、どんな鳴き声や音がするのか子どもたちといっしょに考えてみるのも面白そうですね。

新聞紙ボール運び(再生時間2:55~4:07)

 

新聞紙を用意すれば手軽にできるゲーム遊びです。

 

子どもたちをいくつかのチームに分けて、リレー形式で遊んでもよいでしょう。コースの途中にカラーコーンを置いて一回転してもらうなど、難易度を上げてみても面白そうです。

 

「せーの」「置くよ」など、子ども同士で自然とかけ声かけする場面も見られるようになるので、遊びを通して協調性を育むことにつながるかもしれませんね。

 

集団遊び

 

じゃんけん列車

じゃんけんを使って遊べるようになったら、広いホールでじゃんけん列車をしてみましょう。

 

<遊び方>

1.先生が音楽を流し、子どもは自由に歩き回ります。

2.先生が途中で音楽を止めたら、近くにいる子とじゃんけんをします。

3.負けた子は勝った子の後ろについて肩に手をかけ、列車を作ります。

4.(1)から(3)までを繰り返し、最終的に列車の先頭になった子どもの勝ちです。

 

<ポイント>

じゃんけん列車は、「勝ったら先頭に立ち、負けたら後ろにつく」というシンプルなルールなので、3歳児クラスでも取り入れやすいでしょう。

 

回数を重ねて列車が長くなると、列の前後で動きがバラバラになるため、前から引っ張られたり後ろから押されたりしてケガをしやすくなるかもしれません。

 

ゲームをする前に、「走らずにゆっくり歩くこと」「友だちを無理に押したり引っ張ったりしないこと」などを伝えておきましょう。

しっぽ取りゲーム

運動遊びの要素も楽しめるしっぽ取りゲームに挑戦してみましょう。

 

<遊び方>

1.子どもを2つのチームに分け、走り回れる範囲とチームの陣地を作ります。

2.PEテープを2色用意して、チームごとに色を振り分けます。

3.子どもはズボンの中にPEテープの端を入れ、残りを下に垂らします。

4.先生の合図でゲームをスタートし、自分のしっぽが取られないように気をつけながら、相手チームのしっぽを取りに行きます。

5.しっぽを取られてしまったら自分の陣地に戻り、ゲームを見学します。

6.制限時間内に、より多く相手チームのしっぽを取ることができた方の勝ちです。

 

<ポイント>

しっぽ取りゲームは、相手チームから逃げながら鬼として追いかけることもできるので、全員が役割を持って楽しめるでしょう。

相手チームのしっぽを取るだけというシンプルなルールですが、垂らしたしっぽを持って走らないことや、ズボンの中に入れすぎないといった約束事を、子どもたちと確認してから遊ぶことが大切です。

 

関連記事:【3歳児向け】ゲーム遊び8選!保育のねらいや、集団で楽しめる遊びのアイデア

【4歳児向け】室内遊びで楽しめるゲーム

次は、4歳児クラスの室内遊びで楽しめるゲームを紹介します。

 

少人数向けの遊び

 

的当てゲーム

 

トイレットペーパーの芯を活用して、的当てゲームのアイテムに変身させましょう。

 

先生がお手本として遊んでみれば、的を倒す動作に興味を持ち、4歳児の「やってみたい」という気持ちを引き出せるかもしれません。

 

子どもが的に当たったときに達成感を味わえるよう、得点制などのルールを決めておくのもよいですね。

ジェスチャーゲーム

4歳児の室内遊びに、声を使わずにお題を伝えるジェスチャーゲームを取り入れてみましょう。

 

<遊び方>

1.子どもを2つのチームに分け、それぞれ回答者を1人決めます。

2.出題者の子どもたちは、回答者に向かい合うようにして縦1列に並びます。

3.先生はお題をかいた紙を用意し、回答者から見えないように後ろに立ちます。

4.ゲームがスタートしたら、先生は出題者の子どもにお題の絵を見せ、子どもたちはジェスチャーで伝えます。

5.回答者が答えたら先生は〇か✕かを言い、出題した子どもは列の一番後ろに並びます。

6.先生は新しいお題を出題者に見せ、次の子どもがジェスチャーをします。

7.(4)~(6)の繰り返しを2チームで行い、最終的に正解数が多かったチームの勝ちです。

 

<ポイント>

ジェスチャーをする人は声を出さず、身振り手振りだけで伝えなければならない、というルールを改めて伝えておきましょう。

 

また、「回答が思いつかなかった場合は2回までパスできる」など、新しいルールを加えてもよいですね。

 

ジェスチャーだけでお題を表す必要があるので、子どもの表現力や感性を養うことにつながるかもしれません。

 

集団遊び

 

ドンじゃんけん

じゃんけんにチーム戦の要素が加わった、ドンじゃんけんで集団遊びを楽しみましょう。

 

<遊び方>

1.子どもたちを2つのチームに分けます。

2.それぞれの陣地を用意し、陣地をつなぐ道を作ります。

3.子どもたちは陣地内で1列に並び、スタートの合図があったら先頭の子が相手の陣地に向かって走ります。

4.道の途中で相手チームと対面したら、両手をあわせて「ドーン」と言い、「じゃんけんぽん」の合図でじゃんけんをします。

5.負けた方は道を譲り、自分の陣地に戻って最後尾に並びます。次に並んでいた子どもはすぐにスタートします。

6.勝った方はそのまま進み、相手チームとじゃんけんをします。

7.(4)~(6)を繰り返し、先に相手の陣地に到着した方が勝ちです。

 

<ポイント>

じゃんけん遊びをスムーズにできるようになったら、4歳児クラスで取り入れてみましょう。

 

チームで取り組む遊びなので、お互いに協力し合うことや助け合う気持ちなどが育まれるかもしれません。

 

コースが短いとすぐにゲームが終了してしまうので、途中に平均台を置いたりケンケンで進むゾーンを作ったりするとより盛り上がりそうですね。

フルーツバスケット

繰り返し楽しめるフルーツバスケットを室内遊びに取り入れてみましょう。

 

<遊び方>

1.子どもを3つから4つのグループに分け、それぞれにフルーツの名前をつけます。

2.子どもの人数より1つ少ない椅子を用意し、内側を向けて円形に並べます。

3.子どものなかから鬼を一人決め、中心に立ってもらいます。

4.鬼はフルーツの名前を言い、呼ばれたチームの子どもは席を立って別の椅子に移動します。(鬼がフルーツバスケットと言ったときは、全員が移動します)

5.このとき、鬼もいっしょに移動します。

6.椅子に座れなかった子どもが新しい鬼となります。

7.(4)~(6)を繰り返して遊びます。

 

<ポイント>

4歳児クラスであれば、基本のルールを応用してアレンジした遊び方にチャレンジしてみてもよいでしょう。なんでもバスケットやフルーツ以外のものをテーマにすることもできますよ。

 

繰り返しているうちにだんだんと飽きてしまう子どもがいるかもしれないので、「連続して鬼になったら動物の物まねをする」などのルールを加えて、遊びに変化をつけるとよいかもしれません。

 

関連記事:【4歳児向け】ゲーム遊び9選。保育のねらいや、ボールを使った集団で楽しむアイデア

【5歳児向け】室内遊びで楽しめるゲーム

カードで遊ぶこども

maroke/shutterstock.com

 

最後に、5歳児クラスの室内遊びで楽しめるゲームを紹介します。

 

少人数向けの遊び

 

言葉探しゲーム

 

ひらがなを読めるようになったら、5歳児クラスで言葉探しゲームにチャレンジしてみましょう。

 

先生が指定した言葉のカードを早く見つけた方が勝ちになります。

ペアで行い、協力しながら少し長めの文章作りにチャレンジしてみてもよいでしょう。

 

また、ランダムにカットした新聞紙を用意し、ビンゴのような感覚で言葉探しをしてみても面白そうですね。

私は誰でしょうクイズ

語彙や表現が増え、言葉のやり取りが盛んになる5歳児クラスで私は誰でしょうクイズをしてみましょう。

 

<遊び方>

1.子どもをいくつかのチームに分けて、出題者を一人決めます。

2.先生は、他の子どもに聞かれないように配慮しながらお題を各チームの出題者に教えます。

3.出題者が出せるヒントは3つまでと決め、チームのメンバーに向けてヒントを出します。

4.答えがわかったチームは先生の元へ行き、耳打ちで回答します。

5.早いもの順で正解したチームが勝ちです。

 

<ポイント>

このクイズは、ジェスチャーゲームとは反対に、言葉のみで伝えなければなりません。

そのため、出題者となった子どもには、身振り手振りを用いないことをしっかり伝えましょう。

 

子どもによってヒントの出し方が異なると、正解率にばらつきが出てしまうかもしれません。そのため、1つ目は大きさについて、2つ目は色についてなど、大きなテーマを指定しておくとよいですね。


参考動画:バスレクで使えるわたしはだれでしょう?/保育士バンク!


集団遊び

 

椅子取りゲーム

シンプルなルールでありながらも盛り上がる椅子取りゲームを室内遊びに取り入れてみましょう。

 

<遊び方>

1.子どもの人数よりも少ない数の椅子を用意し、外側を向けて円形に並べます。

2.子どもは椅子の外側に立ちます。

3.先生が音楽を流し、子どもは椅子の周りを歩きます。

4.先生が音楽を止めたら、子どもは近くにある椅子に座ります。

5.椅子に座れなかった子どもはゲーム脱落となり、見学します。

6.椅子の数をさらに減らし、ゲームをスタートします。

7.(3)~(6)を繰り返し、最後の1つに座れた子どもが勝ちとなります。

 

<ポイント>

3~5つずつくらい椅子を減らすようにすると、1ゲームが長引きすぎず、繰り返して楽しめるでしょう。

 

また、ゲームの最中に子ども同士で椅子の取り合いが発生してしまうかもしれません。

 

そのようなときは、子どもだけで解決できるように見守りつつ、話がまとまらない場合に先生が間に入るとよいでしょう。

 

椅子取りゲームは大人数で遊ぶ方が盛り上がるので、クラスを超えて楽しんでもよいですね。

ハンカチ落とし

室内遊びの定番であるハンカチ落としで5歳児と遊びましょう。

 

<遊び方>

1.ハンカチを1枚用意し、子どものなかから鬼を一人決めます。

2.鬼以外の子どもは内側を向いて輪になって座り、目をつぶります。

3.そして手を背中に回し、手の平を上に向けた状態にします。

4.ゲームがスタートしたら、鬼は時計回りに歩き、1人の子の手の上にハンカチを落として逃げます。

5.ハンカチを落とされた子どもはハンカチを持って立ち、時計回りに鬼を追いかけます。

6.鬼はハンカチを落とした相手が座っていた席に座ります。(途中で捕まったら、もう一度鬼をします)

7.鬼を捕まえることができなかった子どもが新しい鬼となります。

8.(2)~(7)を繰り返して遊びます。

 

<ポイント>

ハンカチ落としは追いかけっこのように子どもたちが走ることが想定されるので、広いホールなどで行い、周囲に物を置かないように環境を整えておきましょう。

 

アレンジルールとして、ハンカチ以外のダミーのアイテムを用意しても面白いでしょう。

 

PEテープや綿など身近な素材を何人かの手の上にダミーとして落とせば、子どもたちのドキドキ感も高まりそうですね。

 

関連記事:【5歳児向け】ゲーム遊び8選!保育のねらいと、室内で行う言葉探しなど

室内遊びにゲームを取り入れて、子どもたちと盛り上がろう

今回は、室内遊びに取り入れたいゲームのアイデアを、3歳児、4歳児、5歳児の年齢別に紹介しました。

 

ゲーム遊びには、ルールを守って遊ぶ楽しさを知ることや、友だちとのかかわりを楽しむというねらいがあります。

 

3歳児クラスの場合、新聞紙ボール運びなど、ルールが簡単で遊び方がわかりやすいゲームを行うとよいかもしれません。

 

また、4歳児や5歳児クラスでは、少し複雑なルールがあるドンじゃんけんや、言葉のやり取りを楽しめるクイズなどに挑戦してみるのもよいですね。

 

集団に積極的に交流するようになる幼児クラスの室内遊びにさまざまなゲームを取り入れて、子ども同士のコミュニケーションやかかわりを深めていきましょう。

 

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