ハロウィンに活かせる指導案の文例。保育のねらいやゲーム・仮装などの活動内容

保育園や幼稚園で行うハロウィン行事の指導案は、どのように書くとよいでしょうか。ねらいや環境構成などの書き方を押さえれば、行事当日もスムーズに進行できるかもしれません。今回は、保育で使えるハロウィン行事の指導案の文例を、ゲームや仮装など活動例とあわせて紹介します。あわせて行事の由来についてもまとめました。


ハロウィン 子ども2人

T.TATSU/shutterstock.com


ハロウィンとはどんな行事?

保育園や幼稚園では、おばけや魔女、ミイラやジャック・オー・ランタンなどのモチーフを飾ったり製作に取り入れたりして、ハロウィン行事を実施することがあるかもしれません。

そもそもハロウィンとは、どのような行事なのでしょうか。


子どもに分かりやすく伝えられるよう、保育士さんは意味や由来を知っておきましょう。



ハロウィンの意味


ハロウィンといえば、かぼちゃのおばけである「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、仮装をしたり、子どもが家々を巡ってお菓子をもらったりする行事のイメージがあるでしょう。

ハロウィンはキリスト教におけるカトリックの「万聖節」の前夜祭として、例年10月31日に行われています。


「西洋のお盆」とも言われており、かつては故人の霊が現世に戻ってくる日に、家族みんなで出迎えてもてなす行事だったようです。



ハロウィンの由来


ハロウィンは2000年以上前からヨーロッパで行われており、起源は古代ケルト人が儀式として行っていた秋の収穫祭といわれています。

また、ハロウィンの日には死者の魂といっしょに悪霊が現世へやってくると信じられていたため、古代ケルト人にとっては悪霊を追い払う宗教的な意味合いもあったとされています。


そのためハロウィンの日には、魔女やオバケの姿に仮装をして悪霊から身を守り、魔除けを行うことが風習として定着したようです。

今では子どもが楽しめるイベントとしても親しまれている、ハロウィン。


あらかじめどのような活動内容にするのか計画し、行事を楽しめるような指導案を書けるとよいですね。

次から、ハロウィンにまつわる活動の例と、指導案の項目ごとに文例を紹介します。

【活動内容】ハロウィンの指導案の書き方文例

まずは、保育園でどのようにハロウィンの行事を楽しむのか、活動内容を決めましょう。


ハロウィンの醍醐味の一つ、仮装をしながら楽しめるアイデアをまとめました。



ゲームパーティー


ハロウィンにちなんだ複数のゲームを楽しむパーティーを行いましょう。

仮装しているのはだれ?

顔の隠れるお面で変装し、お互いに誰なのか当てっこをするゲームです。

例えばいくつかのグループに分かれて、多く当てたほうが勝ちというルールにしてもよいですね。


保育士さんが、事前に魔女やドラキュラのマントなど、ハロウィンにまつわる衣装を用意しておきましょう。

魔女のとんがり帽子やジャック・オー・ランタンのお面などの小物類は手作りしやすいので、あらかじめ製作活動のなかで子どもたちといっしょに準備してもよいかもしれません。


最後に、園長先生が変装して現れても盛り上がりそうですね。

ジャック・オー・ランタンの福笑い

子どもが画用紙にかかれたジャック・オー・ランタンに色を塗り、黒い画用紙で目と鼻と口のパーツを作り、福笑いを用意します。

目隠しをして、自分で作った福笑いを制限時間内に仕上げましょう。


目と鼻と口のパーツの配置次第で個性的な顔ができあがるので、子どもたちは盛り上がりそうですね。

ミイラになっちゃった!

グループに分かれて、きれいなミイラを作り上げるまでの時間の早さを競うゲームです。

1グループに1個包帯を用意しましょう。


代表を1人決め、ほかの子どもは制限時間内に包帯を代表の子どもに巻きつけます。

チームによりどのようなミイラが現れるのか、楽しみですね。


どのゲームもグループ対抗戦にすると、子ども同士で協力しながら楽しむことができるでしょう。

保育士さんが審査員になって勝敗を決めるなどし、勝ったチームには手作りのハロウィングッズをプレゼントしても盛り上がるかもしれませんね。



仮装お菓子パーティー


好きなキャラクターに変身したら、お決まりの合言葉を練習してお菓子めぐりをしましょう。


ハロウィン行事を保護者同伴にし、全園児いっしょに行ってもよいですね。

1.仮装グッズ製作

まずは、ハロウィンにちなんだ仮装グッズの製作を楽しみましょう。

当日、会場に親子で作る仮装グッズコーナーを設けます。


乳児クラスでは、保護者がはさみを扱うなど子どものフォローをしながら取り組むとよいでしょう。

子どもは好きなシールを貼ったり色を塗ったりして、親子で協力しながら仕上げます。


魔女の帽子やジャック・オー・ランタンのお面などの定番モチーフだけでなく、子どもの好きなキャラクターなども取り入れると、夢中になって作る姿が見られるかもしれません。

2.仮装タイム

親子で作った仮装グッズや保育士さんが用意した衣装などで、自由に変装して遊びましょう。

各家庭で、仮装グッズを用意してもらってもよいですね。


保育士さんや保護者がいっしょに仮装を楽しむと、より盛り上がるかもしれません。

3.お菓子めぐり

仮装でさまざまな姿に変装したら、親子でお菓子めぐりをしましょう。

お菓子をもらえるスポットは、保育園や幼稚園の敷地全体に点在させもよいですし、あらかじめ地域と連携をはかり、園外へ出てお店などをめぐっても楽しそうです。


保育士さんが用意した地図を参考にしてスポットをめぐり、「トリックオアトリート」と子どもが言ったら、お菓子を配りましょう。

4.お菓子パーティー

子どもがお菓子めぐりを終えたら、みんなでお菓子を広げてパーティータイムです。

この時間を使って、保育士さんがハロウィンの意味をペープサートなどで伝えてもよいかもしれません。


最後に、保護者も交えてみんなで記念撮影をするとよろこばれそうですね。

では、例に挙げた活動内容を踏まえて、ねらいや保育士の援助などをどのように書くとよいのか、指導案の項目ごとに見ていきましょう。

【ねらい】ハロウィンの指導案の書き方文例

ハロウィン行事における活動のねらいとして、以下が挙げられます。


  • ゲームや仮装を通して、ハロウィンの行事に興味をもつ
  • ゲームや仮装を楽しみながら、ハロウィンの世界観を味わう
  • 友だちと協力し合いながら、ハロウィンにちなんだゲームを楽しむ
  • ハロウィンの行事を通して異年齢児や友だちの家族、地域の方との交流を楽しむ

このようなねらいを踏まえ、子どもが友だちや家族といっしょに仮装やゲームなどを楽しめる行事にできるとよいでしょう。

保育士さんが行事の意味や由来などを知っておけば、子どもにハロウィンについて質問されたときにも分かりやすく説明できるかもしれません。


保育士さんが行事に興味をもつことで、ハロウィンの世界観を子どもといっしょに味わえるとよいですね。

【環境構成】ハロウィンの指導案の書き方文例


ハロウィン 女の子

T.TATSU/shutterstock.com


ハロウィンの活動前に、準備しておくべき内容の例を挙げてみました。


  • 保育室の装飾をハロウィンの世界観に統一する
  • 保育士が仮装に必要な衣装製作を事前に済ませておく
  • 子どもの製作に必要な素材や道具を揃える
  • 製作でのりを使ったあとに使用する手拭きを用意する
  • ゲームに使う道具を準備する
  • 安全を考慮しながら、ゲーム時の子どもの立ち位置などを決める
  • 安全に配慮しながらお菓子めぐりのコースを決める
  • お菓子めぐりに協力できる地域の店と連携をとる

製作には何を用意するべきかなど、それぞれの場面を想像しながら活動の流れに沿って考えましょう。


また、お菓子めぐりのスポットを園外に設定する際には、事前に協力してくれる店に連絡をとり、訪れる時間や内容などを伝えておくことも大切です。

【予想される子どもの姿】ハロウィンの指導案の書き方文例

活動中、子どもがどのような行動をとることが考えられるのか予想しながら指導案に記しましょう。


  • 勝ちを意識しながらゲームに取り組む
  • 友だちと意見を出し合いながら自分の考えを主張する
  • 結果が出せずがっかりする姿も見られる
  • 仮装を通して自分を表現することを楽しむ
  • 保護者といっしょに落ち着いた気持ちで行事に参加する
  • 保護者同伴のため普段と違う表情を見せる子どももいる

日常の子どもの様子をしっかり見ることで、当日の子どもの行動を想像しやすくなるかもしれません。


なお、保護者といっしょに活動する場合、子どもは日頃と違った顔を見せる可能性がありそうです。

指導案に通常と違う言動が見られることが予測できると記すことで、当日あらゆる顔を見せる子どもにスムーズに対応できるかもしれません。

【保育士の援助】ハロウィンの指導案の書き方文例

予想される子どもの姿をもとに、保育士さんがどのような援助をするとよいのか、指導案に記入しましょう。


  • 保育士が楽しみながらゲーム進行を行う
  • 子どもの自分でやりたいという気持ちを尊重し、保育士のフォローなしでできたところを褒める
  • 結果を出せなかったグループに配慮した声掛けをする
  • 異年齢の友だちや親子とも交流が持てる場になるよう、同じクラス同士で集まらないように配慮する
  • 戸惑っている保護者がいたら積極的に声をかける

保育士さんは、子どものとる行動などを予測しながら、配慮すべき場面を想像して指導案に記します。


製作やゲームでは、子どものがんばりを認めて褒めるなど適切な声掛けをしましょう。

ハロウィンの指導案の書き方を押さえて、季節の行事に活かそう

今回は、保育園や幼稚園で行うハロウィンの行事の指導案について、ねらいや環境構成など項目ごとの文例を紹介しました。


ハロウィンにちなんだ活動内容を定めたら、子どもがどうすれば安全に楽しむことができるのか考慮しながら指導案を作りましょう。


指導案に記したねらいを踏まえ、保育士さんも仮装やゲームなどを楽しみながら、子どもといっしょにハロウィンの世界観を存分に味わえるとよいですね。



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