就職や転職の選考では「人柄や経験が大事」などとよく言われますが、保育士の採用ではどこを見られているのか気になりませんか?自信を持って就職・転職活動のスタートを切るために、担当者が本当にチェックしているポイントを知っておきましょう!今回は、わたくし田中が保育士の採用で重視されているのはどこなのかくわしくご紹介します!
■目次
保育士の採用で重視されているポイントをお教えします!
こんにちは!保育士バンク!の田中です。
早速ですが、このコラムを読んでいる方のなかに「初めての就職活動だから不安」「未経験からの就職は難しそうで躊躇してしまう」など、就職や転職に一歩踏み出せない方はいませんか?
特に保育経験がなかったり年齢を重ねていたりすると、その点がマイナスに働かないかと気になってしまうものですよね。
結論から言いますと、保育士の採用では年齢や経験が大きなネックとなることはあまりないんです!
年齢に関して言うと、過去に保育士試験に合格して資格取得された40代の方が採用されたケースがありました。
保育士の転職では、経験の有無や年齢ではない部分が重視されることがあるので、この記事を読んで心得ておきましょう!
保育士の採用は新卒と中途でここが違う!
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まずは、保育士の採用において、新卒と中途でそれぞれどういったポイントを見られているのか理解しておきましょう。
新卒採用
新卒保育士さんは経験がないので、担当者は主に「人柄・ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を見ています。
また、入職後1カ月など短期間で辞めてしまう方もいるので、長く働き続けてくれそうかを見極めるために、受け答えのしかたや会話の内容から以下の資質をチェックしている園が多いですね。
- やる気
- ストレス耐性
- コミュニケーション力
どの法人様もすぐに辞めてほしくないと考えているので、困難を乗り越えた方法を質問したりアルバイトの経歴を確認したりするほか、実習の感想を聞くなどして、学生さんのストレス耐性を見ています。
また、初めて保護者対応をすることになるので、信頼関係を築くために必要なコミュニケーション力も重視されていますね。
中途採用
中途採用の場合はすでに保育士経験をお持ちの方が多いので、担当者は資質よりも以下のような働き方に直結するポイントを見ています。
- 入職時期
- これまでの経験
- 役職の有無(年齢によって)
入職時期に関しては、法人様と求職者さんの希望時期が合致するかどうかが重要になります。
また、中途採用では即戦力になることが求められているので、「これまでに何歳クラスを受け持ったことがあるのか」「担任経験はあるのか」など、具体的な経験値を重視されますね。
【年齢別】保育士の採用で見られているポイント
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まず大前提として、どの法人様も年代やキャリアにかかわらず「長く働いてくれるかどうか」を重視しています。
では、年齢ごとに具体的にどんなところがチェックされているのか見ていきましょう!
20代~30代
結婚や出産など、20代や30代はライフステージが変わりやすい時期。
新卒での就職や20代・30代での転職では、ライフステージが変化した後もその園で働く気持ちがあるかを見られます。
先ほどもお伝えしたように、保育士さんに早期退職してほしくないと考えている法人様がほとんど。
さらに、万が一入職後すぐに産休や育休期間に入った場合、保育士さんを追加で採用する必要があるので、できるだけそういった事態を避けたいと考えているのが本音なんです。
面接では今後のライフプランを問われる場合もあるので、長く勤め続ける意思があることを伝えてくださいね。
40代以上
40代以上で転職する方はパート希望が多いので、園が求めるシフトに入れるかどうかを見られます。
またお子さんがいる方であれば、ある程度子育てが落ち着く年代でもあります。
園側は、この年代の保育士さんに対し「出産や育児が理由で早期退職する心配は少ないだろう」と考えて採用するケースもあるので、子育てがひと段落ついている場合はその旨を伝えるとよいですね。
実際、産休や育休で休んでいる職員さんの代理として、40代以上の保育士さんが採用されたこともありましたよ。
【経験別】保育士の採用で見られているポイント
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続いて、保育士の採用で見られているポイントを未経験と経験者にわけてご紹介します。
未経験者の場合
新卒保育士さんなど未経験での就職・転職では、保育士の仕事への熱意や意欲が重視されている印象です。
そのため、これからやっていきたい保育や理想の保育士像などを伝えることがポイント。新卒保育士さんは、保育実習でのエピソードや感想とともに伝えると説得力が生まれますよ。
また、その園の保育観ややり方を受け入れる姿勢があるかも大事になりますね。
経験者の場合
中途に限りますが、経験者の場合これまでの保育のやり方を大切にしていたり保育観がかたまっていたりする方が多いので、未経験よりもより「柔軟性」が大切です。
保育体験での子どもとの接し方や、面接での会話の内容から、その園に合わせる姿勢があるかを重視されています。
また、これまでに何回程度、転職経験があるのかを見られるケースも。
これは、40代や50代で一度も転職経験がないと、園側が「一つの園での保育しか知らないから適応力や柔軟性がないかもしれない」と懸念を抱いてしまうからなんです。
保育経験がある方は、新しい園のやり方を学んでいく姿勢や、吸収していきたいという意欲を伝えることを心がけてくださいね。
【保育士バンク!田中より】転職への自信につながるメッセージ
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