夏本番を迎え、まぶしい日差しが照りつける8月。水遊びや氷遊びなどを楽しめるようになる反面、暑さが厳しい日には室内で遊ぶこともあるでしょう。今回は、そんな8月の保育に取り入れたい遊びネタをご紹介♪夏を味わえる歌や製作、絵本のほか、おたより作成に役立つ文例などもまとめているので、気になる記事はチェックしてみてくださいね!
■目次
【8月】今月の保育のポイントは?
30℃を超える日が続き、本格的な暑さがやってくる8月。
氷遊びやプール遊びなど、全身を使ってひんやりとした感触を楽しむ活動が増える時季でしょう。
その一方で、日中の日差しが強い日が多くなるため、子どもたちの健康を考えて外遊びが少なくなる園もあるかもしれません。
そんな8月の保育を充実させるためには、季節感のある絵本や歌に親しんだり、室内で夏らしさを味わえる行事の製作を取り入れたりするのがポイント。
園によっては年長クラスのお泊り保育で肝試しを行うようなので、行事の進め方や活動ネタなどを押さえておきましょう。
また、8月の中旬にはお盆を迎えるため、子どもたちに意味や由来などを伝えて風習に親しむのもよいですね。
今回は、8月の保育に役立つ遊びのアイデアとあわせて、おたより作成に役立つ文例や保育ノウハウなどをまとめました!気になる記事はチェックしてみてくださいね。
【8月】おたよりの書き出し文例
8月のおたよりでは、暑さがピークを迎えた夏らしい季節感を意識してみましょう
- 夏本番を迎えましたが、子どもたちは暑さに負けず元気いっぱい!
- 毎日暑い日が続きますね。園庭に咲くひまわりも、ニコニコと子どもたちの成長を見守ってくれているようです。
8月はひまわりやカブトムシなど、夏ならではの自然に親しめる時季。
夏の風物詩や汗をかきながら遊ぶ子どもたちの様子などを盛り込むと、8月らしい情景が伝わる書き出しとなるでしょう。
書き出し以外にも、子どもの姿や保護者へのお願いなど、8月のおたより作成に使える文例を知りたい方は以下をチェックしてみてくださいね!
【8月】すぐに使える遊びアイデア
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厳しい暑さが続き、熱中症にも気をつけたい8月の保育にはどんな遊びを取り入れるとよいのでしょうか。
氷遊びで火照った身体をクールダウン♪
暑い日は、ひんやりとした感触が気持ちいい氷を使って遊びましょう。
手で触れて冷たさを味わうのはもちろん、溶かしたり凍らせたりして形の変化を楽しむのもよいですね♪
こちらの記事では、8月にぴったりな氷遊びの楽しみ方を、活動のポイントとあわせてまとめています。
水風船で冷たい感触を楽しもう
冷たい水風船は、日差しが降り注ぐ暑い夏にぴったり!
水遊びとして活用できるほか、ぷよぷよとした触り心地は感触遊びとしても大活躍すること間違いなし。
以下より活動のアイデアや遊ぶときの注意点をチェックして、楽しく安全に取り入れてみてくださいね♪
全身で味わう!ぶくぶく楽しい泡遊び
気温が高い日は、感触遊びの一つとして泡遊びを楽しみましょう。
全身泡まみれになったり、色をつけてオリジナルの泡を作ったりと遊び方はさまざま♪
子どもたちの発想を活かしながら楽しめる泡遊びのアイデアはこちらから!
【8月】季節に合わせた製作アイデア
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8月の製作では、スイカやおばけ、花火など季節のあるモチーフが人気のよう。
ここでは、保育園で行う8月の活動に取り入れたい製作をピックアップしました。
おばけ
お盆の時期に楽しめるのがおばけの製作。保育園で行う肝試しやお化け屋敷ごっこなどに向けて取り入れてみてはいかがでしょうか?
こちらの記事では、おばけの製作アイデアを乳児・幼児別にわけてまとめています♪
野菜スタンプ
オクラやピーマン、トウモロコシなど、特徴的な断面を持つ夏野菜。
花火やひまわり畑などをスタンプで表現し、夏らしい壁画製作などに活用してみましょう。
野菜スタンプのねらいや製作アイデアなどは以下を要チェックです!
年齢別の製作
夏は花火やひまわり、海の生き物などをテーマに製作してみましょう。
室内で季節感を味わいながら楽しめる年齢別の製作アイデアはこちらをご覧ください♪
【8月】今月の歌・手遊び
続いて、8月の保育に活躍する歌や手遊びをまとめました。
8月に使える歌・手遊び
ガリガリかきごおり
暑い8月にぴったりなかき氷をテーマにした手遊び歌です。
歌詞にないシロップを登場させて、子どもたちとアレンジを楽しむのも面白そうですね♪
かみなりどんがやってきた
夏は急な雷雨に見舞われることも。こちらは、そんな時季にぴったりの手遊び歌です。
歌が進むにつれて身体を隠す場所が増えていくので、少し難易度が高いかもしれません。
3歳児や4歳児クラスで取り入れてみてくださいね♪
保育士さんが選ぶ8月の歌・手遊び
保育士バンク!Instagramを通じて、フォロワーの保育士さんに「8月の歌」を聞いてみました!アンケートの回答をピックアップして紹介します。
<夏の歌>
- ともだちのうた
- みずでっぽう
- 南の島のハメハメハ大王
- アイアイ
- シャボン玉
<行事・イベントに使える歌>
- おばけなんてないさ
- 夏だよプールだよ
- 花火
- 水遊び
その他の保育アイデアはLINEから
【8月】今月のおすすめ絵本
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保育園での絵本の読み聞かせを通して、8月の行事や季節感を伝えていきましょう。
ここでも、保育士バンク!Instagramフォロワーの保育士さんに聞いた、8月のおすすめ絵本を厳選して紹介します♪
乳児(0歳児・1歳児・2歳児)向け
こぐまちゃんの水遊び/作:わかやまけん(こぐま社)
水遊びを楽しむくまたちが描かれた夏にぴったりの一冊です。
じょうろで水やりを楽しんでいたこぐまちゃんのもとへやってきたのは、ホースを持った白くまちゃん!水のかけあいっこはどんどんエスカレートしていき…?
次々と遊びが広がっていく面白さを味わえるので、0歳児や1歳児クラスで読み聞かせてみてくださいね。
はなびドーン/作:カズコ・G・ストーン(童心社)
夏の風物詩「花火」が打ち上がる様子がシンプルに描かれています。
夜空を彩る色鮮やかな花火に子どもたちは釘付けかもしれません。
「シュー」「パーン」などのオノマトペが心地よいので、0歳児や1歳児クラスで楽しめるでしょう。
すいかくんがね…/作・絵:とよたかずひこ(童心社)
スイカ割りをされるスイカくんが主人公のユーモラスな絵本です。
スイカ割りをしようと近寄る子どもを待ち構えたと思ったら、ひょいひょいっと棒をよけていきます。とうとう棒に当たって割れたスイカくんは一体…?
シンプルな言葉とかわいらしいイラストが楽しめるので、2歳児クラスで読み聞かせてみましょう。
幼児(3歳児・4歳児・5歳児)向け
なつのいちにち/作:はたこうしろう(偕成社)
ページをめくるたびに夏の風景があふれだす一冊です。
暑い夏の日の日、クワガタムシを目指して山へ向かう男の子が主人公。麦わら帽子をかぶって虫取り網を手に持つ姿は、まさに夏そのもの!
3歳児や4歳児クラスで読み聞かせて、子どもたちと夏のイメージを共有してみてくださいね。
おばけでんしゃ/文:内田麟太郎 絵:西村繁男(童心社)
奇妙な形をしたおばけ電車はおばけを乗せて走ります。
ページをめくるたびにたくさんのおばけと出会えるのがこの絵本の魅力。
色鮮やかで凝ったイラストが楽しめるので、4歳児や5歳児クラスで読み聞かせてみましょう。
にじいろのさかな/作・絵:マーカス・フィスター 訳:谷川俊太郎(講談社)
虹色に輝くうろこを持ったにじうおが主人公の一冊です。
海で一番美しいはずなのに、にじうおはいつもひとりぼっち。ある日、かしこいタコのばあさんに悩みを相談すると、幸せになるためのヒントをくれて…。
友だちとのかかわりが深まる5歳児クラスで読み聞かせてみてくださいね。
【8月】季節の保育園行事の進め方
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8月の中旬にはお盆を迎えるため、子どもたちと風習に親しむ園が多いよう。
また、年長クラスのお泊り保育で肝試しやお化け屋敷ごっこを取り入れて、涼体験をする保育園もあるでしょう。
スムーズに当日を迎えられるよう、今のうちから行事の進め方やポイントを押さえておいてくださいね。
山の日
8月11日は山の日です。
由来や意味を子どもたちに伝えて、日本の祝日に親しむ機会を作ってみてくださいね。
子ども向けの伝え方や山の日に楽しめる製作アイデアを知りたい保育士さんは以下をチェック!
お盆
ご先祖様がこの世に戻ってくると言われるお盆。
どういった意味や風習があるのか子どもたちに伝え、夏の伝統行事に親しんでみましょう。
以下の記事では、お盆について子どもに説明する際に参考になる分かりやすい言い換え例をまとめています♪
肝試し
ひんやりと涼を取れる夏のアクティビティとして有名な肝試し。
保育園で取り入れる際には、子どもたちが怖がらないよう工夫が必要です。
こちらをチェックして、保育園でも楽しめる肝試しのやり方をマスターしておきましょう!
【8月】知っておきたい保育ノウハウ
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最後に、8月に知っておきたい保育ノウハウをまとめました。
9月1日は防災の日。避難訓練の進め方を押さえよう
災害について知り、心構えを準備する日として制定されている防災の日。
子どもたちに防災の知識を深めてもらうために、ぜひ取り入れたいものですよね。
以下の記事では、保育園で行う避難訓練の進め方をくわしくまとめています。
9月10日は十五夜♪お月見の由来を伝えよう
お月見の由来や意味を知りたい保育士さんはこちらをチェック!
お月見の風習や子ども向けの伝え方などをくわしくまとめています。
お年寄りを大切に。敬老の日はどう取り入れる?
2022年の敬老の日は9月19日です。地域の方を招待して行事を実施する保育園もあるでしょう。
子ども向けの行事の伝え方や、敬老の日のプレゼントアイデアを知りたい保育士さん必見の記事はこちら♪
転職するなら8月がねらい目!計画的に動くには?
8月は保育士さんの転職のベストタイミングと言われているのをご存じですか?
以下の記事では、8月にスタートする転職活動を有利に進めるためのポイントや注意点を紹介しています。今のうちから早めに動き出して、自分に合った転職先を見つけましょう!
自分に合う転職先を見つけるには?求人で見るべきポイントを心得よう
働きやすい保育園に転職するためには、よい求人の探し方を知っているのがポイント。
こちらの記事で、保育士の求人票で見るべきポイントや園探しの注意点を押さえておきましょう。
転職活動は情報収集が肝心!フェアを有効活用する方法
就職・転職フェアに参加するとたくさんのメリットがあることをご存じですか?
一度にたくさんの園と出会えるフェアを有効活用して、転職先選びに役立ててみてくださいね。
保育士バンク!の就職・転職フェアを効果的に使うポイントはこちらをチェック!
夏にぴったりな製作や歌を取り入れて、8月の保育を楽しもう
今回は、8月の保育に使える遊び、製作、歌や絵本と、仕事に役立つノウハウをまとめて紹介しました!
7月よりもさらに暑さが増す8月の保育では、氷遊びや水風船遊びなど涼を取れる遊びを中心に楽しみましょう。また、おばけの製作をしてひんやりと肝を冷やすのもよいですね。
お盆やお泊り保育などのイベントを控える時期でもあるので、行事のねらいとあわせて進め方のポイントを押さえておくことが大切です。
今回紹介したなかで気になる記事をチェックして、8月の保育を充実させてみてくださいね!
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